ヒート

見た映画:ヒート(1995年)

監督:マイケル・マン

主演:アル・パチーノ
ロバート・デ・ニーロ

感想:とにかく、文句なしでかっこいい~!
この二人のカッコよさをアピールするための映画と言っても過言でないくらい、二人は渋すぎた!

自分のための覚書:
アルパチーノは、刑事役。仕事に取り憑かれた男で、家庭を顧みることがなかったために、2度の離婚。そして、3度目もだめになろうとしていた。うーん。はまり役!
デ・ニーロは、大金目当ての強盗団のリーダー。こちらもある意味で、仕事に取り憑かれていて、万一の時に30秒で高飛びできるようにと、結婚を拒んできた。訳あり風で、かっこよかったなぁ・・・
そんな二人が追うものと追われるものとして、関わりを持った時、通じるものを感じた二人だったはずなのに、仕事に取り憑かれた二人は、お互いの任務をまっとうする。アルパチーノは、絶対に捕まえる。
デニーロは、刑務所には二度と戻らない。邪魔するやつは、殺す!と宣言して。
この二人のやり取りも、不自然な距離がなんかステキだった。

デニーロは、最後の銀行強盗で手に入れた大金を手に、初めて結婚しようと決めたイーディーと言う女性と国外脱出しようとするが、そんなデニーロのもとに、以前裏切った男が空港近くのホテルにいることが電話で告げられ・・・ここで、お願いだからイーディーと二人の人生を歩んで!って思うんだけど、デニーロは仕返しに向かってしまうの。それが、悔しくて・・・
それを先読みしていたアルパチーノは、これが最後とばかりに、必死でデニーロを追う。無事に仕返しを済ませたデニーロが、イーディーのもとへ戻ってくると、そこにはアルパチーノが・・・大切なイーディーが目の前にいるのに・・・彼は、逃げてしまう。きっと大切だからこその決断なんだと思うと、胸が詰まる思いだったな。
結局、アルパチーノはデニーロを追い詰める。最後、空港のコンテナにお互いが姿を隠し、どちらが撃たれるんだろう?ってハラハラドキドキしてしまうけど、アルパチーノが飛行機が放つ光に照らされたデニーロの影をすばやく発見し、次の瞬間撃ってしまう。最後、似たもの同士の二人が交わす、固い握手に惚れ惚れする私。
ストーリー云々よりも、二人のいい男ぶりを見ていただきたい映画です。




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